真空管ラジオレストア記録

実際に手掛けたラジオレストアの記録簿です。

SANYO SF-400 取り扱いの仕方

とても斬新なデザイン(丸が基調)のトランスレス5球スーパーです。 中波、短波、そしてPHONOの3モード。 現役当時は別売りの「レコードプレーヤー」をつないで「浪曲」や「流行歌」の レコードを聴いていたのでしょうね。 「ステレオ」が出て来てからは、…

日立S-541レストア記録

ぱっと見「これってトランジスターラジオ?」って思ってしまうほど「小さく」て 「まとまって」います。 小さくても立派な5球スーパーラジオです。 届いた時点で既に綺麗な状態です。(オーナーさんが掃除して出荷してくれました。) MW(中波)。SW(短波)…

ナショナル【EA-750】レストア記録

昭和30年代のラジオを代表するような、ナショナルの高級ラジオです。 黒のルーバーが多用された時代のようですね。 割と丈夫な素材のプラなので、透明プラとは違って劣化している物は殆ど無し! 現在透明なプラスチックと言えば・・・固くて透明さが深い「ア…

ナショナルCF-740(マグナスーパー)のレストア(2台目)

このラジオの特徴は・・・MW(中波放送)のみの受信機です。 都市部の電波の強い地域には、電波の成分を余すことなく受信させるレンジがあり、 放送局の電波が弱めの地域では、ゲインを上げて選局しやすいように帯域を狭くして 聴けるレンジが備えられていま…

シャープ 6H−238(色違い)レストア記録

同じ型番のラジオをレストアして初めて知ったのですが この機種のラジオには つまみ操作部が「白主体」の物と「黒主体」の2種類があり、それに従い色がお互いに 反転しています。 本機は操作部が「白主体」で、スピーカーサランネットが「金色系」です。 も…

シャープ 6H-238型 レストア記録

このラジオは既に一台持っています。 沢山レストアしている松下製のラジオとは、基本は同じですが「付加回路」がとても ユニークで「さすがシャープ!目の付け所が違う!」・・これは昔からのようです(^o^) 最初は「部品取り」のラジオが欲しい・・できるだ…

日立フローラ「S-563」レストア記録

販売当時(昭和30年代)とてもデラックスな仕様のラジオです。 パネルを賑やかにするために「様々な切替項目」のインジケーターランプを点灯させて います。もちろん「Hi-Fi」仕様です。 スピーカーはなんと!3個も付いています。 当時としては贅沢な作りに…

ナショナル【DX-365】レストア記録

ヤフオクで落札する際にいつも思うことは・・・ 「賭け!」なんですよねぇ。 載っている写真や説明だけでは【実物】の本当の姿が 分からないんです 特に「通電できました。」のコメントが有ると、「安心」どころか「不安」が先に 立ちます。 というのは、何…

ナショナル【DM-650】のレストア

この機種が出品されたのを見るのは初めてです。 スピーカーが左右に分かれるデザインのラジオが多い中、片側に寄せているデザインは なかなかの「機能美」があります。 ◎ラジオの概要 ●使用真空管・・12BE6 12BA6 12AV6 30A5 19A53 12ZE8 ●受信可能バンド:…

三菱【5P-850】(2台目)のレストア

筐体が一体成型プラスチックのラジオは、その殆どが「トランスレスラジオ」です。 このラジオは、ポータブルラジオとして室内の様々な場所に移動させて聴かれたもの なのか? はたまた一箇所に置いたまま家族が全員で聴いたものなのか? いずれにしても大分…

ONKYO OS-195(8台目)レストア記録

【今回出品中の実物写真】 昭和35年(61年前)のラジオです。 もちろん無傷ではありませんが、汚れもシミも殆ど有りません。 裏蓋も材質が劣化することも無く綺麗です。 もちろん元気に受信するようにレストアしました。 このラジオは当時かなり売れた様で、…

真空管ラジオに触るきっかけとなった出来事

それはYou Tubeで「 radio 1ban」さんの【真空管ラジオでラジオ深夜便を聴く】を ひょんなことから見ることが有り、真空管は知ってはいるものの実務で電気を生業とし 始めたのは「トランジスター」「IC」が次々と作られた時代でしたので、赤く光る姿は 実に…

ナショナルDH-730のレストア

№001 横幅が70cm近いような「大型ラジオ」のレストアは久しぶりです。 恐らく昭和34年(1959年)頃のラジオでしょう。 (この年にはDHシリーズの何機種もが生産されていました。) 筐体の下は木製の横長の脚ではなく、コタツの脚のように金属製の脚受…